人生のバランスと2つの時間感覚 学びのレポート2025.08.16

このレポートは、「学びの時間」の中で行ったスーパーバイズの内容の一部をまとめたものです。

(「学びの時間」とは、NPO法人クリオネの家が会員向けに行っている勉強会です。)

人生のバランスと2つの時間感覚

あなたにとって「バランスが取れている」とはどのような状態でしょうか?

 

心も身体も生活習慣も、乱れてから元に戻すのは大変です。

だから、バランスが乱れることのないように注意する。

 

これもひとつの方法ではあるのですが…

 

 

私たちの、バランスの感覚は、「時間の感覚」によって大きく変化します。

 

短期的な時間の感覚でいると「小さな乱れを大きな乱れに感じてしまう」

そのため、小さな乱れを気にして、それをゼロにするため努力する。

これによって、

「0-100思考、正しさ追求、うまくいかないシミュレーションを増やす思考傾向」を強めてしまいます。

これを減点マインドと呼びます。

 

長期的な時間の感覚でいると「小さな乱れは気にするに値しない乱れになります」

 

今がゴールではなく、これからも続いていく時間の中にいる。

この感覚の中にいるときは、

「変化を受け止め、可能性を試行し、うまくいくシミュレーションを増やす思考傾向」が強まります。

加点マインドと呼びます。

 

 

短期的な時間の感覚でいるときは、細分化して物事を見ようとします。

長期的な時間の感覚は、全体的な視野を広げてくれます。

 

どちらも人生の歩みには必要な力ですが、

「わたし」という一人の人生を考えるときには、全体的な視野が力を発揮します。

 

1.「わたしは、一人の人としてどうなりたいのだろう?」

2.「そうなるために、どんな力を身につけなければならないのだろう?」

 

これが、長期的な時間の感覚の全体的思考です。

 

「この部分をこうしたい」「ここがこうなったらいい」

そうやって部分だけ見ていたら、全体のバランスが乱れてしまう可能性が高まります。

 

・楽して暮らす

・楽しく暮らす

どちらの望みをもっていたとしても、その人の望みです。

 

しかし、

短期的な時間の感覚でいると、今すぐにその望みが叶わないことが不満になります。

 

 

長期的な時間の感覚でいることで、未来に向かう力が生まれます。

ただし、「やりっぱなし」では、成長を実感できません。

 

「1年後に振り返りどれだけ成長したと思えるか?」

 

それは、今を記録し続けた人だけに感じることができること。

 

今、感じたこと

今、考えたこと

今、目指していること

・・・

 

なんでもいいから、心の中にあることを言葉にして記録にしておきましょう。

 

大きく成長したとわかるその日まで…

今日の小さな記録が、未来の大きな成長の証になる。

(星野伸明)

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